学生が運営するインターネット放送局、で売っていくのもそろそろ限界じゃないか

僕が所属して活動しているインターネット放送局: intebro。近年のインターネット放送の盛り上がりとは裏腹に、ひっそりと活動している。自分でやっておいてなんだとは思うが、サイトのアクセス数も、順調に伸びてはいるが正直大したことはない。

その原因として、メンバーの間で「もうすでにインターネット放送自体には新規性がない。もうインターネット放送なんて死語なんじゃないだろうか。」というふうに考えている人が少ない、ということがあげられる気がする。

intebro がインターネット「放送局」としてもうひとステップ上の段階へ行くには、インターネットで放送するだけに固執してはいけないのだと思う。良いコンテンツを作ってそれを放送することに重きを置く、ということもインターネット放送局の本質としては必要なのだが、さらに成長を遂げるためには、僕らはプロデューサーにならなければいけないのだと思う。放送局と名乗る以上、ただクォリティの高い動画を作っていればいいというわけではないのだ。

intebroは2000年、PC上で動画を扱うことすら大変だったときに、インターネット放送を研究する、という名目で立ち上がった(はず)。当時は放送するものの中身、というより放送すること自体にに意義があった。自分たちで作ったり、大学内で制作した動画を外部に公開するという形だった。

2003年、次第にインターネット放送の新規性は薄れ、動画の内容を重視するようになった。CEATEC JAPANへの公式インターネット放送局となり、intebroは一段と成長した。学生たちの成長の、よきフィールドとなった。

2005年、インターネット動画史上の戦国時代の幕開けである。Youtube, Gyao などがサービス開始。インターネット放送が盛り上がる。面白い動画、というものは世に溢れるようになった。

2007年、猫も杓子も動画サービス。そろそろ他とは違うことをはじめなきゃ埋もれてしまう。配信ができるプロダクションとしてではなく、放送局としての活動をしなければならない。

今こそ変革の時だと思う。タイミング的にちょっと遅いけど。

まぁ、要は放送局としての成長だとか、もっとすごい活動を、と局員全員がそう思って活動しないと、団体として成長しませんよねー、って話です。